「有限要素法」とは、構造物を複数の有限個の要素(以下、メッシュという)に分割して数値解析を行うことです。Finite Element Method といい、短縮してFEM解析といいます。三角形(4面体) などの小さな 「要素」 に分割して、コンピュータで計算を行います。要素はメッシュと呼ばれます。形状はメッシュの集合体で表現しますが、メッシュの良し悪しで解析の結果に影響を及ぼします。
メッシュのタイプによって、計算精度が異なります。
三角形と四角形では四角形の方が計算精度が上がります。
さらに、計算精度をさらに良くするためには、メッシュの次数を上げます。
「メッシュの次数を上げる」 とは、接点間に中間節点を入れるということで、一般的にメッシュは細かくすればするほど、計算精度が良くなります。
解析ソフトの利用知識
FEM解析ソフトは、一般的に次の順で構成されます。
以下は解析の概略の流れを示しています。
1. 3Dモデルを準備する。
2. 材料を選定する
3. 荷重条件の設定
・荷重の種類 -集中荷重 -分布荷重
・荷重をかける位置(面や点など)
・荷重の方向・・・を定義する。
4. 拘束条件(固定方法)を定義する。
5. メッシュの設定をする。
6. 解析シミュレーションの実行する。
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